詰め込むだけではNG!
効率の良い勉強を進めるにあたって忘れてはいけないのが、暗記です。
勉強した内容を肝心な時に忘れてしまうような事になっては意味がありません。
できるだけたくさんの事を確実に覚えるためには、具体的にどのような方法を実践するべきか考えてみましょう。
視覚と聴覚を活かす
一生懸命勉強を頑張ったつもりなのに、肝心な事をなかなか覚えていられないという方は、人間に備わっている能力を活かしきれていないのかもしれません。
人間の脳は五感と呼ばれる能力を発揮させることで様々な事を記憶しています。
言葉を何も話せなかった赤ちゃんが、成長とともに言葉を覚えていくのは視覚と聴覚を主にフル活用しているからです。
他にも触覚や嗅覚、味覚を活かすことで色々な事を覚えていきます。
効率良く暗記するのも同じ事で、五感のうち視覚と聴覚をしっかり使えば効率良く覚えることができます。
例えば小学校の低学年の頃に掛け算を覚える際には、きちんと声に出して覚えるように指導されましたよね。
頭の中で黙読するよりも、実際に声に出した方が脳を刺激して確実に暗記できるようになります。
勉強をする際にはできるだけ声に出してみながら覚えるように心がけてください。
繰り返しが必要
暗記をする際には何度も繰り返す事が大切になります。
掛け算を覚える時と同じで、何回も同じ事を繰り返し実践していれば脳に強烈な印象を残していつまでも暗記できるものです。
一回や二回だけサラッと勉強した内容は、どうしても記憶に残りにくいため覚えることが難しいものです。
何度も繰り返し行なう勉強法として間違ってはいけないのが、同じ事を短時間で繰り返す事です。
例えば漢字を覚えようとする際に同じ文字をいくつも続けて書くのではなく、一つずつ違う文字を書いてからもう一度同じ事を繰り返した方が良いです。
繰り返すという行為では共通していますが、実はこの方法には重要な意味があります。
同じ事を繰り返し実践することで脳にインプットできますが、時間が経つほど忘れやすいため注意が必要です。
極端に言うと、100の漢字を覚えようと思った時に同じ文字を10回ずつ書いて覚えようとすると、最後になる頃には最初に書いていた文字を忘れてしまう可能性が高くなります。
そこで漢字を1回ずつ書いて100回繰り返したとすると、最後になっても最初に書いた文字がきちんと記憶に残っていると考えられます。
このように繰り返す方法も工夫すると効率良く暗記できると考えられます。
脳を活性化させる
勉強した事を暗記するためには、常に脳を活性化させることが大切です。
勉強中には利き手の反対の手がフリーになっているはずですが、あえて指を動かすようにしていると脳を活性化できます。
気分転換にパズルやクイズに挑戦してみるのもおすすめです。