キレイすぎるノート

ノートの見極め方

悪いノート見極め方からですが、ノートは学習のためのツールの1つで文房具です。
このノートを学習ツールとして効率よく使うことができます。
人によっては教科書や問題集よりも神経質に力を入れてノートを作っている人がいますが、それがうまく学習ツールとして使えるノートならいいのですが、そうではない人もいます。
悪いノート、それはきれい過ぎるノートもその1つです。

カラフルなノート

女性に多いのがカラフルなノートです。カラフルなペンできれいに仕上がっているノート、そして1ページ書くのにどれだけ時間をかけているのだろうというほど何色ものペンできれいに色を分けているノート、これは意味がありません。
こんなノートを書いている人はきっと授業が頭に入っていないはずです。
黒板をきれいに写すことに集中している、ノートを書くことに集中しているだけでそれではいけません。

授業を真剣に聞いて理解をしようと思っていたら聞きながら書くことの難しさを痛感すると思いますが、ノートに書くことに集中してカラフルできれいなノートを作っている人は、それに時間と手間をかけているので、先生の話が聞けていないはずです。
そしてそんなノートを書いている人は勉強をしているつもりになっているのではないでしょうか。

綺麗に書きたいと思えば思うほどに学習の意識が薄くなっているはずです。
勉強内容を理解しようとする、覚えようとするためのエネルギーを綺麗に書いて自分の気に入るノートに仕上げるためのエネルギーに使ってしまっています。
勉強することがつらいので、綺麗なノートを作って楽しさに変換して満足しているだけなのです。

文字をただ写すだけのノート

また黒板の文字をただ写すだけのノート、これも書き写すだけに注意を集中させているので、書いている際は何が書かれているのかぜんぜん意識をしていないので自分の書いたものが理解できなくなります。
綺麗に写すことが目的ではないので、それを理解していなければ間違ったノートが出来上がってしまいます。
ノートは綺麗に書いているから勉強ができているというわけではありません。
ノートが綺麗すぎるのはかえって逆効果ですので勉強をする際のノートをとる目的、何のためにノートを使うのか、このノートで本当に勉強に役立てることができるのか、活用させることができるのかということをよく理解したうえでノートを書くようにしましょう。
そうしなければ意味のない間違ったノートができてしまうでしょう。
何のためのノートなのか、後で活用できるかが重要です。