遠すぎない目標設定を

手に届くような目標にしよう

あなたの勉強法はなかなか上手くいかないのは、ひょっとしたら目標にしている事があまりにも現実からかけ離れたようなものだからかもしれません。
最終的な目標としてはできるだけ高い所を目指すのは良い事ですが、あまりにも手が届きそうもない目標を掲げてしまうと、なかなか実現できないため途中で挫折しそうになるものです。
自分が持っている力が100%だった場合、仮に目標として120%まで達成しようと設定しても到底実現しないものです。
まずは自分の持っている力の80%まで達成できるようにして、達成できた時に90%を目指し、更に100%、それ以上と徐々にハードルを上げていくと無理なく目標に向かって頑張ることができます。
最初から明らかに無理な目標に設定したばかりに勉強に対する意欲が薄れてしまった方も多いのです。

参考:勉強始めてもすぐ飽きるのは目標設定が遠いから

正しい目標設定の仕方

目標は遠すぎてもいけませんが、近すぎるのも問題があります。
今の実力であっさりと実現できる目標を立てた場合、「こんなに簡単に達成できるなら、勉強しなくても良いじゃない!」と自分の中で大きな勘違いをしてしまいます。
少なくても現在の実力以上の目標を立てるようにしてください。
例えば、最低でも15分は集中して勉強できている場合は、明日から20分に伸ばしてみようと考えてみましょう。
本当に些細な進歩で構いませんので、少しずつ目標とする内容を大きくしていきましょう。
最終的な目標としては、1時間は集中して勉強するようにすると決めている場合は、少しずつ時間を伸ばしながら集中して勉強する事に慣れていくと良いでしょう。

目標の達成具合を確認する意味でも、自分が決めた目標を紙に書いて勉強する机などの目立つ場所に貼っておくことで目標に対する意識が高まります。
いつも視界に入るわかりやすい場所に貼っておくことで、気持ちを引き締めながら取り組むことができます。
遠すぎない目標を設定しておくことで達成できた時の喜びが倍増して勉強に対するモチベーションを維持できるはずです。

目標に向かって取り組んだ事は実際にメモを残しておくと良いです。
勉強日記として具体的に実施した学習内容や時間、目標達成度などを記録することで、どんな過程を経て目標を達成できたのか客観的に確認することができます。
もしも目標を達成できなかった場合は何が悪かったのかを反省するためにも役立ちます。

このように地道な努力をコツコツと積み重ねることで、最終的な大きな目標を達成しやすい環境を整えることができます。
最初の段階ではあまりにも小さな目標に感じられるかもしれませんが、徐々に目標レベルがアップするごとに簡単には達成できなくなるかもしれません。
決して焦らずにじっくり取り組む意欲を持って必ず実現するつもりで頑張りましょう!