モチベーションを高めるための方法の1つとして、勉強をした対価として自分にご褒美をあげることはとてもいいことです。
勉強に限らず、あることをした後に褒美を与える、逆に罰を与えることで、その行動に影響を与えることはわかっています。
このことは心理学の中ではオペラント条件付けという名前がついているほどです。
人や努力や苦労の先に、素敵だと思えるご褒美を設けていれば少々の困難などは乗り越えられるので、頑張ろうと思えるのです。
こうしたことは原始的なことで、これを上手に勉強につなげるのです。
自分にご褒美を与える
このページまで勉強をしたら1時間休憩してテレビを見ようとか、今度のテストで目標となる80点以上をとることができたら、新しい洋服を買おうと決める、これがご褒美ですね。
優秀な学生が多い東京大学の学生にアンケートをしたのですが、51パーセントの人が自分へのご褒美をよく用意していた、時々用意していたと答えているので、みんなモチベーションをあげるために褒美を用意しているのです。
その反対も効果がありますね。
自分にペナルティを課す
自分に罰を与える、ペナルティを与えることによって無理やりにでもモチベーションをアップさせるという方法です。
もし決めていた目標が達成できなかったら、マンガを1冊ずつ捨てようとか、テストで80点以上取れなかったら今度の休みに友達と遊ぶ約束をしていたのをあきらめる、このようにペナルティを考えておいてそれを励みにモチベーションを高めるという方法もあります。
もちろんくれぐれも自分が自分に対して与える褒美でありペナルティなので、親や友達に何かをしてもらうとか、買ってもらうといったことではいけません。
そんなことでは動機が正しくありませんので、それではモチベーションはあがらないでしょう。
あくまでも勉強を効率よく進めるためにはモチベーションを高く持ち続けることが大切であり、そのためにはモチベーションを高める必要がある、そしてモチベーションを高める一環として自分に対してご褒美を与えて意欲を高めるという仕組みですので、間違えてはいけないのです。
何でもいいので些細なことでもいいですから自分がやる気を出せる、モチベーションを高められるようなことをご褒美に設定するといいですね。
遠い将来のことでも、1時間後のことでもいいのです。
この1時間頑張ったらチョコレートを食べる、でもいいですし、受験に合格をしたらハワイ旅行に行く、でもいいのです。
自分にとってご褒美になるようなことを設定するということが大事なのです。